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患者さんが納得して治療を受けてもらうために

患者さんの普段の生活も治療の一部です。さまざまな検査機器で数値を“見える化”する。指導は個別に具体性を持たせて。診察はもちろん、患者さんのモチベーションも上げながら、健康を目指していけたらと思います。

先生が医師になったきっかけと、内科と循環器を専門に選んだ理由を教えてください。

父が小児科の医師で、子どものころから薬をもらったり点滴を打ってもらったり、仕事をする父の姿を間近で見てきたからか、あまりほかの道を考えたことはなく、自然と医師の道に進みました。

内科を選んだのは、身近な人をがんで亡くしたときに、早期発見・早期治療の大切さを痛感したからです。初期赴任の病院では内科といっても幅広く、消化器内科や循環器内科、呼吸器内科も担当していたのですが、そのなかで循環器内科が自分の性格に合っていると思い、循環器にはとくに力を入れて勉強してきました。

先生が思う医師としてのやりがいは、どんなところにありますか。

病院での勤務医時代、循環器の病気で入院される患者さんは見るからに辛そうで、病態も芳しくないんです。入院する方なので当然のことなんですが、それでも治療を進めていくと目に見えて元気になられる方が多く、患者さんやご家族の笑顔を見られることに医師としてのやりがいを感じていました。

開業した今は、入院するような状態になる前の、高血圧症などの生活習慣病に早めに対処していくことが大切だと考え、診療にあたっています。みなさんが健康でいるための支えになれればと思います。

HbA1c測定器・呼気中一酸化窒素濃度測定器など、多くの機器を導入している理由を教えてください。

患者さんが納得して治療を受けてもらうために、すぐに結果がわかる機器を多く取り入れています。たとえば糖尿病に関しては「糖尿病連携手帳」を使い、体重、血圧、血糖値、HbA1c値などを毎月書き込んでいます。自分の状態を“見える化”して推移がわかれば、治療のモチベーションも上がると思います。

院内空間でこだわっている部分を教えてください。

改装の際には、視覚的に優しい空間にしたいなと思っていました。家具はやわらかい色合いのものを選んだり、壁面を木目調にしたり、ほっとするようなあたたかい空間を意識しています。また、親子連れの方でも不安なく過ごしていただけるよう、キッズスペースや授乳室、隔離室、子ども用トイレ、赤ちゃん用ベッドなども用意しています。

日々の診療で心がけていることを教えてください。

食事指導にしても生活指導にしても、医師のアドバイスを聞くのは簡単ですが、実践するとなるとどうしたらいいのかよくわからないという方が多いんじゃないかなと思います。そこでより具体的になにをすればよいかわかるようにお伝えするように工夫しています。たとえば高血圧症なら管理栄養士さんとどうしたら減塩できるのかを一緒に考えていきます。毎日外食ばかりの方でも、患者さんのライフスタイルに応じて個別に対応するようにしています。

ほかには、当院にはぜんそくの患者さんが多いんですが、吸入薬の使い方を実際に見せたり、薬剤師の方にも吸入指導をお願いしたり、実践できるやり方を患者さんにお伝えするように努めています。