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循環器内科

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循環器内科

循環器内科ではさまざまな心臓病、末梢(まっしょう)血管疾患、胸部腹部大動脈瘤(りゅう)を診療してます。

心臓病では狭心症、不整脈、心不全といった疾患があり、さまざまな症状がありえます。
①横になると息が苦しくなる(心不全の症状)
②坂道を登ったりすると胸が苦しくなる(狭心症の症状)
③坂道を登ったりすると息が苦しくなる、どきどきする(心不全、狭心症の症状)
③かぜをひいたりするとよく息が苦しくなったり顔や足がむくんだりする(心不全の症状)
④歩いていると片方の足が痛くなる、休むとなおる(足の血管の動脈硬化の症状)

当院は下記検査を利用して患者さんの病気のコントロール、疾患の早期発見につとめています。

・胸部レントゲン
・心電図 心臓病を診るうえで基本的な検査です。
・心臓超音波検査 心臓の動きをみる検査です。弁膜症 心筋梗塞の診断に役立ちます。
・ホルター心電図  不整脈狭心症の検査です。
・血液検査 BNPの採血(外注になります)  心不全の評価に役立ちます。
PT-INRの採血(ワルファリンカリウム製剤の血中濃度測定)
ABI/PWV 測定検査  手足の血管のつまり具合、血管の硬さをみる検査です。

高血圧症

血圧とは血管にかかる圧力のことをいいます。血圧が高い状態が続きますと、脳卒中、虚血性心疾患、慢性腎臓病、眼底出血、大動脈解離、大動脈瘤などの様々な疾患の原因となります。高血圧は症状がなく静かにこれらの病気をおこしていくことから「サイレントキラー」と呼ばれています。
診断は家庭血圧で135/85以上、診察室血圧140/90以上となりますが、診察室の血圧は緊張をしたりすることが多く、普段の血圧を反映していないことが多く、最近は家庭血圧の数値を指標に血圧の治療をしています。
家庭血圧の測定時間は朝 起床後1時間以内、朝ごはん前、排尿後、座位 1-2分安静後、晩は就寝前、座位1-2分安静後に測定することが勧められます。

脂質異常症

高コレステロール血症、高中性脂肪血症などとなります。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は心筋梗塞、脳梗塞などの原因となりますがすべての方が心筋梗塞となるわけではありません。心筋梗塞や脳卒中などの疾患をお持ちではなくコレステロールが高いだけの方は患者様の心筋梗塞となる危険性を十分に評価したうえで、食事運動療法、薬物治療を患者さんと相談をしながら決定をしていきます。
一旦、心筋梗塞を発症されたことのある方は今後狭心症、心筋梗塞の発症を予防する必要がるため積極的にコレステロールを下げる必要がります。「スタチン」と呼ばれるコレステロールを下げるお薬や「エゼチミブ」という腸管でのコレステロールの吸収を抑えるお薬を使ってコレステロールを下げる治療をします。最近ですと十分なコレステロールを下げるお薬を使ってもなかなか下がらない患者様はPCSK-9という注射薬を使用することもあります。

虚血性心疾患

心臓を栄養する冠状動脈が狭くなり血流がわるくなる病気が狭心症、詰まってしまう病気が心筋梗塞です。血管に悪玉コレステロールがたまっていき動脈硬化が起こることで発症します。ほかに日本人に多い原因として「スパスム」といって血管が攣縮することで起こる狭心症もあります。
いずれも高血圧、糖尿病、脂質異常症、そして喫煙があると発症しやすくなります。

心不全

高血圧、不整脈、弁膜症、糖尿病、心筋梗塞がありますと、心臓へ負担がかかってきます。すると次第に心臓は弱っていきます。全身に血液を送るポンプである心臓が弱ってきますと息切れ、むくみ、全身の倦怠感を自覚するようになっていきます。これを心不全といいます。心不全にはステージがあり高血圧、糖尿病のみであるステージAから最重症のステージDまであります。最初は全く症状のない高血圧だけの心不全もステージが上がるにつれて症状がでてきます。当然ステージがあがると治療は難しくなっていきます。
当院は日本循環器学会認定循環器専門医としてガイドラインに従い患者様の心不全のステージを悪化させないよう診療をしています。次の図はよく心不全の予後を説明する際に用いられる図です。最近は心不全の進行を抑えるためにいろいろな新しいお薬が出てきていますが、やはり生活習慣、食事運動が非常に重要です。食事療法は栄養管理士による栄養相談も行えますので、食事に悩まれてる方はご相談ください。

閉塞性動脈硬化症

足がよく冷える、足の色がわるい、歩くと足が痛くなるといった症状となります。足を栄養する血管が詰まったり狭くなったりすることで起きます。そのような症状のある方はご相談ください

不整脈

心臓の調律のリズムが乱れることを不整脈といいます。ほとんどは症状はありませんが、ドキドキする、息切れがあるという症状がある時は早めに受診をしてください。診断の上、薬物療法、カテーテル手術などの治療方針を決定していきます

心臓弁膜症

心臓にある弁が悪くなることでおこる病気です。進行すると息切れ、胸痛、倦怠感といった症状が出ます。弁膜症は自然に治ることはなく、強心薬、利尿剤などの薬物での治療、手術、カテーテルによる治療があります。

大動脈瘤、大動脈解離

大動脈瘤は大動脈がの一部が大きくなった状態で、場所によって胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤と分かれます。大きくなると破裂の危険があるため、ある程度瘤が大きくなると手術、あるいはカテーテル手術が必要となります。
大動脈解離は大動脈の壁が2層に裂けてしまう病気です。裂けた瞬間は裂けた場所に激痛を自覚することが多いです。裂けた部位が瘤となる解離性大動脈瘤となることもあります。
高血圧を合併することが多く血圧をしっかりと治療することが大事です。

深部静脈血栓症

エコノミークラス症候群ともいわれます。多くは足の静脈に血栓(血の塊)ができて片足が浮腫みます。血栓が肺に飛ぶと肺血栓症となり、突然の呼吸困難が出たり突然死することもあります。