コロナウィルスについて
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新型肺炎(COVID-19)について
・どんな症状でしょう | ・どのように感染するのでしょうか |
・感染力はどれくらいでしょうか | ・毎日の生活で気を付けることはありますか |
・新型コロナウィルス感染の診断と治療は? | ・かぜかな?新型コロナウィルス感染かな?と思っときは |
・感冒症状での自宅療養中の家族内感染を予防するには | ・最後に来院される患者さんへ |
昨年12月に中国武漢市で報告されて以降、全世界にひろがりつつあるCOVID-19についてお話をします。
どんな症状でしょう
熱、咳、だるさが主な症状です。鼻水、悪心、下痢などは少ないですがあります。経過の多くは1週間ほどで軽快していきますが、下記のように重症化することもあります。心疾患、肺疾患、がん、糖尿病、高血圧などの持病をお持ちの方、高齢の方は重症化しやすいといわれています。
どのように感染するのでしょうか
感染には、咳やくしゃみなどによる飛沫感染とウイルスが付着したドアノブ、電車などのつり革などに触ることによる接触感染があります。
感染力はどれくらいでしょうか
現時点ではインフルエンザと同じか少し強いくらいといわれています。
毎日の生活で気を付けることはありますか
石鹸やアルコール消毒などでこまめに手を洗ってください。人混みはさけ、くしゃみ、咳などがあるときはマスク、ハンカチ、タオルなどで口を押える『咳エチケット』を守りましょう
新型コロナウィルス感染の診断と治療は?
診断は、PCR 検査によるウイルス遺伝⼦の有無で⾏われます。治療は、現時点では特に有効な薬はなく対症療法が⾏われます。テレビなどのマスコミではPCRは万能の検査かのようにいっていますが、この検査の感度は低く(30-70%)、偽陰性(本当は新型コロナウイルス感染症なのに陰性となってしまうこと)が多いといわれています。すなわち新型コロナウイルス感染であるにも関わらず誤って陰性となり見逃されてしまう患者が一定数でます。したがって新型コロナウイルス感染が疑われる際に重要なことは検査結果にかかわらず外出を控えること、安静にすることです。そして呼吸が苦しいなどの重症化の症状に十分に注意しそのような症状があるときは下記のとおりのフローチャートに従って行動しましょう。
かぜかな?新型コロナウィルス感染かな?と思っときは
風邪症状があるときは、外出、出勤、登校をさけて十分な睡眠とバランスの良い食事をとり安静にしましょう。1日2回朝夕と体温を計測して記録しましょう。
強いだるさ、息苦しさ、⾵邪の症状や37.5度以上の発熱が4⽇以上(⾼齢者や基礎疾患等のある⽅は2⽇程度)続く場合は、お近くの保健所に設置されている「帰国者・接触者相談センター」に相談してください。
開設時間 平日:午前9時から午後5時30分まで
保健センター名 | 電話番号 | 保健センター名 | 電話番号 |
---|---|---|---|
千種保健センター | 052-753-1982 | 熱田保健センター | 052-683-9683 |
東保健センター | 052-934-1218 | 中川保健センター | 052-363-4463 |
北保健センター | 052-917-6552 | 港保健センター | 052-651-6537 |
西保健センター | 052-523-4618 | 南保健センター | 052-614-2814 |
中村保健センター | 052-481-2295 | 守山保健センター | 052-796-4623 |
中保健センター | 052-265-2262 | 緑保健センター | 052-891-3623 |
昭和保健センター | 052-735-3964 | 名東保健センター | 052-778-3114 |
瑞穂保健センター | 052-837-3264 | 天白保健センター | 052-807-3912 |
開設時間平日:午後5時30分から午後8時まで土、日、祝日:午前9時から午後8時まで
保健センター名 | 電話番号 |
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中保健センター | 052-241-3612 |
感冒症状での自宅療養中の家族内感染を予防するには
- 感冒症状のある患者はできる限り家族との接触を避け、療養する部屋も分ける。
- 看病が必要な場合は、看病する人を限定する(一人が望ましい)。ただし、高齢者、基礎疾患を有する患者または妊娠中の女性には看病させない。
- 家族と患者はタオルを共有せず、別のものを使う。
- 患者の入浴は最後にする。
- 療養する部屋から患者が出るときは、マスクをつけ、部屋をでる直前にアルコール手指消毒をする。
- 患者が触った箇所(ドアノブや手すりなど)をアルコールを浸した紙で引き取り消毒し、ふき取った紙は再利用せずすぐにゴミ箱にすてる。
- 定期的に部屋の窓を開けて喚起する。(目安:-時間に一度、5-10分程度)
- 患者が使った衣類やシーツを洗濯する際は、手袋とマスクをつけて洗濯物を扱い、洗濯後には十分に乾燥させる。
- 患者が出すごみはビニール袋などに入れ、しっかりと口を縛って密閉してから部屋の外にだす。ごみを扱った直後はしっかりと手洗いする。
最後に来院される患者さんへ
当院では患者さん全員にマスクを着用してお越しいただき、来院時とお帰りの際にアルコール消毒をしていただいています。また換気をしてドアノブ、椅子など手が触れるところを定期的にアルコール消毒して接触感染を少しでも予防しようと努めています。発熱、咳などの症状のある方は最初に受付へ伝えてください。
定期受診の方とできるだけ隔離をさせていただきます。
少しでも感染が広がらないようにするためご協力をお願いいたします。
出典 新型コロナウイルス感染(COVID-19)診療所・病院のプライマリケア初期診療の手引きから